ハンマドリル・ハツリ機の買取相場の見方
ハンマドリル・電動ハンマ(ハツリ機)は、当サイトが扱う電動工具カテゴリの中でもデータ件数がいちばん多いカテゴリです。コンクリートの穴あけ・解体という負荷の大きい仕事に使われるぶん、型番の世代差・シャンク規格の違いが相場にはっきり出ます。ここでは、シャンク規格の基礎知識と、マキタ・HiKOKI両メーカーの型番の読み方を整理しました。
SDSシャンク規格の基礎
ハンマドリル・ハツリ機の先端(ビット・ハツリ刃)の取り付け部の規格は、大きく「SDSプラス」と「SDSマックス」に分かれます。SDSプラスは軸径が細く、穴あけ中心の比較的コンパクトな機種向け、SDSマックスは軸径が太く、解体・ハツリ用途の大型機種向けという住み分けが一般的です。規格が違うとビット自体に互換性が無いため、査定に出す際も、本体だけでなくどちらの規格に対応した機種かを併せて伝えると話が早くなります。当サイトの価格データは型番ごとの買取実績が中心で、シャンク規格そのものは型番から読み取る必要があるため、迷ったら本体の刻印や取扱説明書で確認してください。
マキタの型番体系 ── HRシリーズの読み方
マキタのハンマドリル・ハツリ機は「HR」から始まる型番が中心です。インパクトドライバーと同じく、末尾の記号がバッテリー・充電器のセット内容を表します。
| 型番 | 買取相場レンジ |
|---|---|
| HR011GRDXV | 57,000〜62,000円 |
| HR011GRDX | 53,000〜56,000円 |
| HR006GZK | 27,000〜44,000円 |
| HR244DRGXV | 20,000〜52,000円 |
| HR001GRDX | 19,000〜38,000円 |
| HR182DRGX | 16,000〜18,000円 |
| HR3530 | 8,000〜25,000円 |
| HR1841F | 3,500〜6,000円 |
| HR1830F | 1,000〜4,000円 |
出典: エコツール・ツールオフ(2026-08-08時点。各行の詳細な出典URLは各型番ページに掲載しています)
HR011GRDXV・HR011GRDX・HR006GZK・HR001GRDXのように型番に「G」を含む一群は、5万円台・4万円台という高めの価格帯にまとまっています。40Vmax世代のバッテリーに対応した比較的新しい型番です。一方、HR1841F・HR1830Fのように「G」を含まない型番は数千円台にとどまっており、同じ「HR」シリーズでも世代によって価格帯が大きく変わることがわかります。
HiKOKIの型番体系 ── DH36シリーズの読み方
HiKOKIは「DH」に続く数字が電圧クラスを表します。「DH36」から始まる型番は36V(マルチボルト)クラスの共通シリーズで、その後ろの記号(DPA・DPB・DPEなど)が世代・仕様の違いを表します。
| 型番 | 買取相場 |
|---|---|
| DH36DPE | 27,000円 |
| DH36DPB(2XP) | 22,000円 |
| DH36DPA | 13,000円 |
| DH36DPB | 13,000円 |
| DH3628DB(2XPZ) | 47,000円 |
| DH3628DB | 36,000円 |
| DH52MEY | 22,000円 |
| DH24PB | 4,500円 |
出典: ツールオフ(2026-08-08時点)
DH36DPBを見ると、括弧書きのセットコード「(2XP)」が付いた行は22,000円、付いていない本体のみの行は13,000円と、同じ「DH36DPB」でも9,000円の差があります。DH3628DBも同様に、セットコード「(2XPZ)」付きが47,000円、本体のみが36,000円という差が出ています。インパクトドライバー買取相場の見方で整理したHiKOKIの型番の読み方は、ハンマドリルでもそのまま当てはまります。
打撃の状態と整備履歴が査定を左右する
型番が価格の大枠を決める一方で、ハンマドリル・ハツリ機のカテゴリページでまとめている通り、打撃が正常に出るか(空打ちで感触が抜けていないか)、グリスアップ・カーボンブラシ交換といった整備の履歴も査定に効きます。本体が重く搬出しにくいカテゴリのため、出張・宅配・持込買取の違いと選び方も査定方法を選ぶ際の参考にしてください。バッテリー・充電器の有無で相場がどう変わるかはバッテリー・充電器は本体と一緒に売るべきか、型番の確認方法は電動工具の型番はどこに書いてある?銘板の見方で整理しています。
※ 本記事で紹介した価格は、各業者が公開している情報を出典つきで転記したものです。実際の査定額は、工具の使用状態・付属品・時期・依頼する業者によって異なります。
よくある質問
Q. SDSプラスとSDSマックスは互換性がありますか?
軸の形状・太さが異なるため、原則として互換性はありません。査定に出す際は、本体だけでなくどちらの規格に対応した機種かを伝えると、業者側の確認がスムーズになります。
Q. 打撃が弱くなっている場合、査定額はどうなりますか?
打撃の強さは査定で見られる代表的なポイントの一つです。空打ちで感触が抜けている場合は減額の対象になりやすいため、査定前に動作を確認し、状態をそのまま業者に伝えることをおすすめします。