バッテリー・充電器は本体と一緒に売るべきか
電動工具の買取相場を型番で調べていると、同じ本体型番なのに実績の金額が数千円から数万円まで開いているケースを見かけます。多くの場合、原因はバッテリー・充電器が本体と一緒に査定へ出されたかどうかです。当サイトのデータをカテゴリ横断で並べると、この差がどれくらいのインパクトを持つのか、数字で確認できます。
HiKOKIのセットコードで見る価格差
HiKOKIは本体型番のあとに括弧書きでセットコードを併記します。同じ本体型番でも、セットコードが付いているか(バッテリー・充電器込み)、付いていないか(本体のみ、または簡易セット)で相場が変わります。
| 本体型番 | 内容 | 買取相場 |
|---|---|---|
| DH3628DB(2XPZ) | バッテリー・充電器セット | 47,000円 |
| DH3628DB | 本体のみ | 36,000円 |
| DH36DPB(2XP) | バッテリー・充電器セット | 22,000円 |
| DH36DPB | 本体のみ | 13,000円 |
| C3606DA(SK)(2XPBS) | バッテリー・充電器セット | 26,000円 |
| C3606DA | 本体のみ | 6,000円 |
| WH36DC(2XPS) | バッテリー2個+充電器 | 13,000〜20,000円 |
| WH36DC(2XP) | 簡易セット | 12,000円 |
出典: エコツール・ツールオフ(2026-08-08時点。各行の詳細な出典URLは各型番ページに掲載しています)
この表を見比べると、C3606DAは本体のみ6,000円に対しセット付きは26,000円と、4倍以上の差が付いています。DH3628DBは36,000円と47,000円で1万円強、DH36DPBは13,000円と22,000円で9,000円の差です。率にすると2割から8割近くまで、型番によって差の大きさはさまざまですが、いずれもセットコードの有無が査定額の下限と上限を分けていることがわかります。同じカテゴリ・同じ本体でもこれだけの開きが出るため、型番だけを見て「安い相場しか付かない」と判断する前に、括弧内のセットコードまで確認する価値があります。
マキタの型番はサフィックスでセットを表す
マキタは括弧を使わず、本体型番の末尾の記号(D・DZ・DRGX・DGXPBなど)でセット内容を表します。電動工具を高く売る前に知っておくことで紹介したTD173の例では、TD173DRGX(バッテリー2個+充電器+ケース・26,000〜40,500円)とTD173DZ(本体のみ・6,000〜23,000円)で、下限だけを比べても2万円の差があります。書き方はメーカーで違っても、「バッテリー・充電器が付いているかどうかで型番自体が変わり、価格帯も変わる」という構造は共通です。
売る前にバッテリー・充電器を揃える価値はあるか
ここまでのデータからは、バッテリー・充電器を本体と一緒に揃えて査定へ出したほうが、高い価格帯の型番として評価されやすいと言えます。バッテリーは電動工具の部品の中でも単価の高い消耗品で、査定額の相当部分を占めているためです。購入時に付属していたバッテリー・充電器・ケースは、使っていなくても手放す前に集めておくことをおすすめします。
ただし、バッテリーが劣化して充電できない場合は、揃えても加点にならないことがあります。満充電から実作業で使えるかどうかも含めて、業者に正直に伝えるのが確実です。バッテリーの本数・容量(Ah)が多いセットほど高い型番として扱われる傾向も、上の表からうかがえます。手放す前に、充電器・ケース・予備バッテリーまで含めて何個揃っているかを数えておくと、査定当日の確認がスムーズです。
充電式か100Vコード式かで型番の系統そのものが変わる例は丸ノコ・切断機の買取相場の見方、負荷の大きいハンマドリルでの同じ考え方はハンマドリル・ハツリ機の買取相場の見方で整理しています。手元の型番を確認したいときは型番検索をご利用ください。
※ 本記事で紹介した価格は、各業者が公開している情報を出典つきで転記したものです。実際の査定額は、工具の使用状態・付属品・時期・依頼する業者によって異なります。
よくある質問
Q. バッテリーだけ買い替えて新しくても、本体の型番は変わりませんか?
本体自体の型番は変わりません。ただしセット内容(バッテリーの本数・容量、充電器の有無)によって該当する型番の表記が変わることがあるため、査定に出す際はバッテリーの型番も併せて伝えると確実です。
Q. バッテリーが1本しかない場合はどうすればいいですか?
フルセットの型番の相場をそのまま期待することはできませんが、査定自体は本体のみに近い型番の相場を目安に受けられることが多いです。バッテリーの本数・容量は査定前に業者へ伝えておいてください。